認知症サポーターステップアップ講座研修を行いました。

2/4(火)にかすみがうら市地域包括支援センター主催の認知症サポーターステップアップ講座で講習を行いました。

今回の研修は、認知症サポーター養成講座を修了された方を対象に、認知症についての基本知識の振り返りや、認知症基本法に基づき、共生とはどんなことなのか、そのために私たちはどんなことができるのかを考えました。

サポーター養成講座を受けた後どんなことに取り組んでいるかを伺ったところ…
参加の方の中には、スーパーで勤務されており、どんな人にとっても暖かい関わり方を目指していると話す方もいらっしゃいました。
お釣りひとつとっても安心出来る支援をできるようにしているそうです。

他にも、目の前でよく転ぶ高齢者に対して、話を聞くと「独居で寂しいのでかまって欲しいから」という理由があると分かり、関わる機会を増やしていると話す方もいました。

その後、認知症基本法(共生社会の実現を推進するための認知症基本法)にふれ、
認知症があるかないかに関わらず、国民一人一人が自分の個性や能力を発揮できる社会を実現するためにどんなことができるのかを考えました。

認知症当事者や家族の意向に耳を傾けること、尊重することの大切さを理解し、チームオレンジとして地域でできることを話し合いました。

参加者からは、
・ボランティアグループを組んでいるので、続けていきながら何かあったらまずはグループ内で助け合いたい。
・自分の母親は、買い物も料理もできる、ただ一人で食べることに前向きになれない、不安があるので、地域の人たちと公民館に持ち寄りでお昼を食べる機会を作りたい。
・昔は、認知症の人は何も出来ないから助けてやると教わったし、自分もそう思っていたが、人によってできること出来ないことが違うから、まずは本人を知ることが大事だとわかった。
との声がありました。

誰もが住み慣れた地域で明るく生活できるよう、相手に耳を傾け、本人を知ることを続けていきましょう。